騎手のモラル
昨今、競馬も各種メディアへの展開が拡大していますが、それに伴い騎手のモラルが低いと思わされるような事件も目に入るようになりました。関東のある騎手の勝利ジョッキーインタビューでの振舞いは、馬券が的中したファンにとっては面白いかもしれませんが、馬券を外したファンにしてみれば不愉快なものでしかありません。あるいは窃盗事件、暴力事件など社会人としての基本的なモラルが欠けているとしか言えないような事件も昨今多数発生しているのが現実です。
ダービーのような長い歴史のあるレースでも汚点とも言うべき残念な事件が起こってしまった事もありました。詳しい事はここでは語りませんが、ある騎手が勝利ジョッキーインタビューを受けている最中に、一部のファンの侮辱的な野次にキレてしまい暴言を吐いてしまったのです。これが平場のレースであればまだ良かったのですが、メディアが最も注目し、関係者も万全の仕上げをし、想いを込めて出走させており、多くのファンがそのレース後の余韻に浸っている、日本ダービーの公式インタビューの場であった事は最大の問題です。
レースでは常に勝利のために持てる全ての力を出し切り、それでたとえ審議対象になっても勝つために仕方ない時はあります。それが禍根となって残さないためにも常日頃から真摯な態度であるべき、それが騎手というもので、実際に長い歴史の中でずっと受け継がれて来た姿勢なのです。
最近は騎手個人のメディア露出が盛んですが、それによりレース以外でも注目を集める事となります。馬券売上げが減少し続けている今、こうした騎手が起こすトラブルは一人の社会的モラルの問題ではなく、競馬界全体に大きな影響を及ぼし衰退していく事にもなりかねません。JRAは騎手へのモラル教育なども含めて改善していく事が課題となるでしょう。