JPN標記
現在、日本では3種類のレース標記に基づいた表示がされています。特に国際セリ名簿作成基準委員会が定めているグレード・グループ標記と日本中央競馬会(JRA)が定める国内標記の2つが特徴的で、前者は世界的に認められている標記となります。
標記は前者では「G(グレード・グループ総称 ※以下グレードと標記)」で後者は「JPN」で、JPN標記の方は国内競馬での混乱を防ぐために創設されたものであり、国際競馬基準ではありません。
そして日本が2007年に認められたパートⅠ国にはG標記に以下の条件があります。
1.外国調教馬が出走可能な国際交流競走である事。
2.過去3年のレースレーティングのアベレージがGI競走115、GⅡ競走110、GⅢ競走105以上の基準を満たしている事。
3.新設後3年の競走実績がある事。
この3つの条件が義務付けられる事となります。
従って従来通りの国内グレードレースの標記ではこれらの基準を満たさないレースが出てくるため、競馬ファンの誤解を招かないように創設されたのがJPN標記です。また国際的に定められたルールであるG標記は基準が常に変動していくものなので、それによる混乱を避けるための標記がJPN標記という事になります。複合的要素が絡み合っている国際標記の理解は大変ですが、これを理解する事は今の世界競馬界の事情を理解する事にもなり、競馬ファンの世界競馬への認識を高める事に繋がるでしょう。しかし中央競馬会の今の対応は、十分な情報開示ができているとは言えない状況だと思います。